研究室訪問 第13回 中島 研究室
| 2006.6.1 ![]() |
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主な研究としている記号論というのはどんな学問なのでしょうか?
二十世紀に入ってブレイクした,幅広い範囲をもち,そして現在も多くの知的な活動に大きな影響を与えている新しい学問分野です。 次に科学,特にその歴史研究とはどんなもので,それは具体的にはどのように行なうのですか?
科学史研究とは「科学の発展の歴史」を調べることです。この科学の歴史は三つの視点から見ていかなければいけないと思います。最初は科学が成立する時。科学はアルキメデスやニュートンやアインシュタインのような天才たちが周りと孤立して創ったのではなくて,やはり彼らを取り巻く時代とか社会という背景が必ずあります。まず科学者の生きた状況を見ることが大切です。 そのほかに論理学も研究されていますね。これは記号や科学の研究とどのような関係にあるのでしょう?論理学は思考の正しいシステムを研究するものですが,その中心をなす推理の形態や技法の多くを駆使して,さまざまな記号の豊かな意味やシステム,さらには諸科学の思考パターンを分析するのです。つまり論理学は,記号論や科学論の解析のツールです。 最後に今の学生に望むことや何かメッセージはありますか?
大学の四年間は長いようで短い。高校生まででできなかったことをいろいろ体験し,将来の夢を見つけて欲しいですね.あせらずにしっかりと,そして真剣に。 |
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